サービスの概要


当社の行うネパール人人財の送り出しについて、説明いたします。

 

 

01 入国前教育について


「十分な語学力の習得」と「入国後円滑に日本の生活に馴染めること」の2つを目標として掲げています。「入国後円滑に日本の生活に馴染めること」は、全職種共通で日本人教師と通訳の二人で授業を展開しています。確かな基礎日本語力を培った後に、各職種ごとに、基本用語や基本的な知識を日本語で学んでいます。

日本人講師は全員有資格者講師です。ネパール人講師は、長年オクソン日本語学校で指導に当たってきたベテラン講師です。

■入国前教育の概要

日本文化・ビジネスマナー講習では、日本人が幼い頃から受けてきたしつけを論理的に理解した上で、ビジネスマナーを学習しています。生活指導プログラムでは、日本人教師と通訳の2名体制で確実に内容の理解を深めています。日本文化概論を学び、入国後の現場で実践できるようにしています。 

「他人の気持ちを大切にする文化」

・他の人に迷惑をかけない

・相手の都合を考えてから、電話する/声をかける

・目配り・気配り・心配り を心がける

・挨拶


「美しさを追求する文化」

・文字の美しさ・紙の折り方が性格を表す

・靴を揃える/紙を揃える/まっすぐ物を置く

・一列に並ぶ/電車の乗り降りの順番を整然と守る

・公共の場を綺麗にする

・部屋を綺麗にする・抗菌文化


「真面目・勤勉が美徳」

・誠実であり真面目であること

・礼儀正しくふるまうこと


現地での授業の様子はこちらから見ることができます

(ネパール当局からの要請により、自宅でのオンラインクラスも行っています)



 

 

02 ビザについて


日本に滞在することができる資格を「在留資格」と言います。

 

出入国在留管理局より認定されるものですが、これには全部で36種類あります。その中には就労、つまり日本国内で仕事をすることが認められているものと、そうでないものとがあります。外国籍の人材を就労させるためには、仕事ができる「在留資格」を持っている必要があります。

 

注)不法就労させたり,不法就労をあっせんした場合、「不法就労助長罪」に問われることがあります。

 

(外国人を雇用しようとする際に,当該外国人が不法就労者であることを知らなかったとしても,在留カードを確認していない等の過失がある場合には,処罰を免れません。)

 

 

03 費用


技能実習
初期費用(入国前教育費)+月額費用(管理費)

 

特定技能
初期費用(紹介料)+月額費用(なし)
※入国後の通訳派遣等、支援を希望される場合はご相談ください。

 

 

04 手続きの流れ


技能実習

  1. 求人票の認証(日本)
    ネパール大使館で求人票の認証を受けます
    手続きは、日本支社がフルサポートします
  2. 募集活動(ネパール)
    ネパールで募集活動を行い、当社で選考をします
  3. 説明会・面接選考会の実施(ネパール)
    仕事内容や雇用条件等を面接者にご説明の上、面接会を行います
  4. 内定通知(日本)
    面接選考会の結果をお知らせの上、結果通知書および雇用条件書をご送付ください
    当社よりご家族を交えて説明会を行います

  5. 日本国内での手続き(日本)
    外国人技能実習機構へ技能実習計画書を提出、認可を受け、在留資格申請

  6. 事前講習(ネパール)

  7. 出国(ネパール)
    在留資格証明書が発行されましたら、在ネパール日本大使館でビザの発給を受けて、ネパール労働省より「海外労働許可証」の交付を受けます

  8. 日本入国
    入国後一か月監理団体で研修を受けて、配属されます
    (職種によって相違があります)

特定技能

  1. 面接申込と求人票の提示をお願いします

  2. ネパールで募集活動を行い、当社で選考をする

  3. 内定通知と入社承諾書(日本・ネパール)
    面接選考会の結果をお知らせの上、内定通知書および雇用条件書をご送付ください。
    当社よりご家族を交えて説明会を行い、入社承諾書を送付します。

  4. 日本国内での手続き(日本)
    出入国在留管理局に在留資格申請

  5. 事前講習(ネパール)

  6. 出国(ネパール)
    在留資格証明書が発行されましたら、在ネパール日本大使館でビザの発給を受けて、ネパール労働省より「海外労働許可証」の交付を受けます

  7. 日本入国

 

 

05 よくあるご質問と答え


■ネパールについて

 

Q ネパール人の国民性・気質について教えてください。

集落ごとに仲良く協力し合って、暮らして来ました。争いごとを好まず、穏やかな気質の人が多いと思います。日本国内では「経営者の期待通りに働く」「コミュニケーション能力が高い」という評判をよく聞きます。

 

Q ネパール人と日本人の文化はどのように違いますか。

  1. ネパール人は牛肉を食べない人が多いです。
  2. ただしその場合でも、牛肉を調理した調理器具や牛肉を載せた皿などは問題なく使えます。牛肉を切ることもできます。
     
  3. ネパール人は家族同士、友だち同士助け合って暮らしています。山間の農村の部落ごとに農業を営み、生活をしてきた歴史があるからです。ネパール人の目には、日本人がクールに感じることもあります。
     
  4. ネパールでは、公衆衛生教育はされていません。通学バスに乗っている子どもがゴミを持っていると、先生は「汚いゴミは窓から捨てなさい」と言います。ある程度裕福な家庭にはディディと呼ばれるお手伝いさんがいて、ゴミ捨てなどをしますので、「綺麗に洗ってから捨てる」という習慣もありません。
     
  5. 飲酒喫煙率は低いです。一般的に「よくお酒を飲む人」「煙草を吸う人」は、あまり評判がよくありません。
     
  6. お見合い結婚が多いです。結婚する時期になると「誰かいい人いない?」と周囲の人に声をかけます。新郎と新婦となる両者を知っている人が二人を引き合わせて、お互いに合意したら結婚に至ります。日本同様に家同士の結婚、という概念があり、長男が親と同居して面倒を見るのが普通です。離婚に至る事例は非常に稀で、往々に夫婦仲は良いです。
     
  7. お金に関する感覚が日本とは違います。現金主義です。銀行にお金を預けたり、クレジットカードなどを使うことは一般的ではありません。また、お互いに助け合う文化なので、「お金があるときに払う」ことも許されることがあります。逆にお金がない人に対して執拗にお金を請求すると、請求した人の評判を落としかねません。

 

Qネパール人の平均月給はいくらでしょうか。

法律で月給15000ネパールルピー(およそ15000円)以上と定められていますが、農村部などでは守られていないことが多いです。

首都のカトマンズのホワイトカラーの平均月給は30000ネパールルピー(およそ30000円)です。日雇の場合は平均日給1000ネパールルピー(およそ1000円)ですが、雨が降ったりして仕事が休みの日は無給です。

 

Qネパールの気候はどうですか?

地域差はありますが、首都カトマンズは標高1400メートルで、長野の志賀高原とおよそ同じ高さです。四季があり、日本の気候に近いです。

 

 

 

Qネパール現地視察の際、知っておいた方がよい文化などありますか。

特にありませんが、夏場は朝と夜冷え込むことがあるので薄手の羽織り物があるといいです

 

食事の際、おかわりのご飯が次々と盛られることがありますが、これがネパールのおもてなしです。お腹いっぱいのときは、手でお皿を覆って、アピールしてください。

 

ショッピングの時は弊社のスタッフを同行させていただくか、値札のついているデパートでのお買い物をお勧めします。クレジットカードはお使いになれないこともありますので、現地通貨(ネパールルピー)の御準備があったほうが安心です。

 

Q日本からネパールまでどのくらい時間がかかりますか。

週2回成田空港からカトマンズまで直行便があります。行きは8時間40分、帰りはは6時間20分です

 

Q渡航前に接種しておいたほうがよい予防接種はありますか。

外務省から公開されています「世界の医療事情」ネパールを参考にしていただくと良いと思いますが、2020年10月30日現在は、

「日本からネパールへの入国に際して義務づけられている予防接種はありませんが,健康管理の点から,A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・狂犬病・腸チフス・経口コレラの予防接種が薦められます」と記載されています。

滞在期間や場所、その環境によって判断されることをお勧めします。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/nepal.html 参照

■オクソンインターナショナルでの教育内容

Q オクソンインターナショナルでは、日本のマナーについてどのように教えていますか。

日本人が幼い頃から受けてきたしつけを論理的に教えます。24時間の生活指導プログラムでは、日本人教師と通訳の2名体制で確実に日本のマナーを教えています。

 

実習生たちはまず、日本文化概論から入り、日本人の特質を学びます。その後に、仕事や生活でどういった点に気を付けなければならないのかを具体的に習得していきます。理論的に学習をしたのちに、教室での生活を通じて、体得します。

 

「他人の気持ちを大切にする文化」

・他の人に迷惑をかけない

・相手の都合を考えてから、電話する/声をかける

・目配り・気配り・心配り を心がける

・挨拶

 

「美しさを追求する文化」

・文字の美しさ・紙の折り方が性格を表す

・靴を揃える/紙を揃える/まっすぐ物を置く

・一列に並ぶ/電車の乗り降りの順番を整然と守る

・公共の場を綺麗にする

・部屋を綺麗にする・抗菌文化

 

「真面目・勤勉が美徳」

・誠実であり真面目であること

・礼儀正しくふるまうこと



 

 

 

Qオクソンインターナショナルではどのようなことを目標にして入国前講習を行っていますか。

「日本の技術を学ぶために必要な語学力の習得」と「入国後円滑に日本の生活に馴染めること」の2つを目標として掲げています。職種によって、「日本の技術を学ぶために必要な語学力の習得」の重点項目は異なります。「入国後円滑に日本の生活に馴染めること」は、全職種共通で日本人教師と通訳の二人で授業を展開しています。

 

Q失踪などの入国後のトラブルについてはどのように対応していますか。

これまで大量の留学生を送り出して来たので、どのようにしたら入国後のトラブルが少ないのかは、体得してきました。これまでの経験とノウハウを活かし、事前にトラブルを回避しています。トラブルの一番大きな要因は「聞いていた話と違う」「知らなかった、聞いていなかった」ということだと思っています。入国前に、日本人とネパール人両方で正しい日本の知識を伝えています。

 

1.ネパール人による人材の厳選

ネパール人の代表取締役会長に人物評価により、人選をします。その人物だけではなく、家族や友人関係も考慮に入れて、総合的に判断します。周囲の人の意見に左右されやすいので、周囲の環境も大切な要素と考えています。弊社の代表取締役会長は10年以上に渡り、3000人を超える学生たちを見てきたので、適切に人物評価をすることができます。

 

2.日本人による人材の厳選

取締役社長が選んだ人物を日本の代表が面接を行います。ここでは、「日本人と馴染んで良好な関係が築けるか」ということと語学力を計ります

 

3.様々なビザのメリット・デメリット等を正確に説明します。

日本には、賃金を受け取ることができるビザが複数あります。それぞれのビザの目的を正確に説明して、入国後惑わされないように、予め想定できる事象を理解させます。技能実習ビザは、「就労ビザではない、技術を学ぶためのインターンビザ」ということをしっかり理解させています。

 

4.日本の天引き給与システムはネパールにありません。健康保険や雇用保険もありません。そういったシステムを正しく理解させています。また、本人だけでなく、ご家族にも仕事内容等を正確に伝え、入国後のミスギャップを阻止しています。

 

5.過去に日本で難民申請をしたネパール人から、目先のことに囚われた結果、どうなるのかを赤裸々に語ってもらい、入国後の誘惑に惑わされないように、講義します。

 

6.入国後も弊社の代表取締役会長と連絡を取り合っていることが多く、何かあるときは、実習生自身から直接連絡があるので、日本の皆様と情報を共有して早期解決をしています。

 

7.監理団体さんより、弊社の日本支社へご連絡いただければ、国内スタッフ並びに現地スタッフが連携を取り、対応します。

 

Q日本語はどの位話せますか。

面接時には、ごく簡単な応答ができるレベルです。(日本語能力検定N5レベル)

内定後、出国までの3か月でさらに、日本語と生活指導を合計288時間、勉強します。介護職については、業務日誌の記入等もできるレベルのN3レベル、それ以外の職種についてはN4レベル(特にコミュニケーションに重点を置いたカリキュラムです)で出国をさせます。

 

Q日本語検定試験4級/5級合格者のみで面接は行うことはできるでしょうか。

オクソンインターナショナルは日本語学校が経営母体なので、介護職については、日本語検定試験4級取得者に限定して面接をしていただいています。その他の職種についても、日本語検定試験5級に限定して面接をしていただくことはできますので、個別にご相談ください。



 

 

Q面接から入国までどの位の期間が必要ですか。

最短3か月です。

介護職については面接時JLPT日本語検定試験4級合格済みなので、要件を満たしています。

 

他の職種についても、面接時ではすでに簡単な日本語が話せるレベルですので、内定後の3か月で、さらに教科書を1冊終えるカリキュラムを組んでいます。

 

そのため、日本とネパールでのビザ取得に向けた準備が整う3か月後に入国することができます。

 

 

 

Q技能実習生と特定技能の違いは何ですか。

技能実習生の目的は、日本の技術を学んで後進国にそれを移転する「国際貢献」です。特定技能は日本の労働力不足を補うことです。

 

技能実習生は、介護を除き、日本語能力試験等の合格要件がないので、簡単に希望者を集めることができます。一方特定技能は、「日本語評価試験【N4レベル】」と「技能評価試験」「介護の日本語」の2つの試験に合格しなくてはならないので、限定されます。

 

技能実習生は実習先(勤務先)を変更することは基本的にはできず、3年ないし5年は転職不可です。一方特定技能は、転職可となっています。

 

職種などにもよりますが、費用や書類の煩雑さでは、トータルすると5年間では、大差がないと言われています。(諸説あります)

 

 

 

Q応募者はどのくらい集めていただけますか。

求人人数の倍の人数の面接は可能です。母体となるオクソン日本語学校には常時200名近いネパール人が日本語を学んでいます。また、卒業生や、留学を終えて帰国してきた者もおり、巨大なネットワークを有しております。

 

 

 

Qトータルの費用はいくらでしょうか。

 

監理団体(組合)によっても異なります。

 

ご相談ください。